マダガスカル写真展
学生たちが見てきた発展途上国の日常を知る。
マダガスカルでの研修
マダガスカルのチョコレート学院「EDENIA」にて研修に参加し、チョコレートやカカオ豆に関する幅広い知識と技術を学ぶ機会を得ました。
研修では、カカオ豆の利点に加え、その加工技術やチョコレート製造の工程について深く理解を深めることができました。さらには、アシル学院長から直接お話を伺うことができました。
この様子は、マダガスカル新聞(日刊2023年9月12日)の経済面に取り上げられたほか、全国テレビでも放映され、大きな注目を集めました。
さらに、地元のカカオ農園主や技術者とも交流する機会があり、カカオ農園や苗床を見学することで、栽培から製造に至るまでの一連のプロセスを現場で体験することができました。カカオの栽培方法としては、環境保全型の森林農法(アグロフォレストリー)が広く採用されていました!
これにより、持続可能の重要性や地域社会との連携のあり方について、より深い理解を得ることができました。
学びたいのに、学べない子どもたち
マダガスカル滞在中に、現地の小学校2校を訪問する機会がありました。
日本の小学校とは、まったく異なる環境で現地の子どもたちは勉強に励んでいました。
教科書や文房具が十分に行き届いていない現実や、小さな教室に大勢の生徒が集まって授業を受けていたりと、教育環境にはまだ多くの課題があることを実感しました。
子どもたちに実際に私の手から文房具を渡せた瞬間、言葉は通じなくても、彼ら・彼女らの表情や仕草から喜びがしっかりと伝わってきました。
このやりとりを通じて、世界に存在する教育格差や、継続的な支援の必要性について改めて深く考えるきっかけとなりました。
27時間かけてたどり着いた、マダガスカルの魅力あふれる旅
日本から飛行機を乗り継ぎ、約27時間。
やっとたどり着いたマダガスカルは、別世界のような驚きの場所でした。
見たことのない動物たち、地元の人々でにぎわう市場、日本では見かけないようなスタイルで商品が売られているスーパーマーケットなど、どれもが新鮮な体験ばかりでした。
マダガスカルの人々にとってはごく当たり前の日常でも、私たち日本人の目には珍しく、不思議に映ることがたくさんありました。
だからこそ、つい写真に収めたくなる瞬間の連続でした。
言葉ではうまく伝えきれないものがたくさん詰まっているので、ぜひ写真を通して「マダガスカルの空気」を感じてみてください。